【インディカー】 ホンダ:第4戦 フェニックス 決勝レポート
4月29日、アリゾナ州エイボンデールのフェニックス・インターナショナル・レースウェイで、今年初のオーバルレースかつナイトレースとなるシリーズ第4戦が行われた。
Chip Ganassi Racingのスコット・ディクソンは、5位でのゴールを果たし、開幕戦から4戦連続のトップ5フィニッシュを達成。予選6番手だったチームメートのトニー・カナーンも、第3戦のHondaグランプリ・オブ・アラバマに続き、2レース連続でのトップ10入りとなる6位でフィニッシュした。
アメリカ西南部の砂漠地帯にあるフェニックスは、5月になろうという今でも、日中の気温が摂氏30℃に達している。しかし、昼と夜の寒暖差が大きい気候のため、今日のナイトレースは、夕方6時半のスタート時は27℃、ゴール時は25℃と、風が吹き続けていたことも手伝って、涼しい中で行われた。インディカーファンは、夕涼みとハイスピードレースの両方を楽しもうと、全長1.022マイルのコースに集まり、オープンホイールマシンによるスリルに満ちた接近戦を堪能した。
今年の予選は、形式こそ2周連続のアタックで例年と変わりませんでしたが、金曜日の夜8時から、照明のもとで行われた。強い風が吹き続ける難しいコンディションでのタイムトライアルで、カナーンは38秒2178、平均時速192.539マイルを記録して、6番手につけた。ディクソンは38秒3151、平均時速192.050マイルで8番手だった。
4列目外側グリッドからスタートしたディクソンは、250周の決勝レースの序盤戦を7番手につけて戦い、2回目のピットストップを終えたあとの135周目に6番手にポジションアップ。ゴールを前にさらに1つ順位を上げて、5位でゴールした。カナーンは6位、ディクソン、カナーンとチームメートのチャーリー・キンボールは、予選14番手からの8位フィニッシュを果たした。
佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、予選でのマシンセッティングがコンディションにマッチしておらず、後方18番グリッドを獲得するにとどまった。決勝ではローダウンフォースのセッティングを施したマシンを用意し、気温や路面温度が低くなるレース後半でスピードアップすることを狙ったが、粘り強い走りを続けてトップ10のポジションを確保できそうになっていた136周目、ターン4で突然マシンが曲がらなくなり、コース外側の壁にヒット。結果は16位となった。
2017年シーズンは早くも序盤の4戦を終え、いよいよインディ500の行われる5月を迎える。次戦、シリーズ第5戦はインディ500の前哨戦として、インディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーバルコースとインフィールドを使ったロードコースで競われる、グランプリ・オブ・インディアナポリス。
スコット・ディクソン (5位)
「私たち9号車にとっても、Hondaチーム全員にとっても厳しいレースとなりました。フェニックスのコースでは、ライバル勢に大きなアドバンテージがありました。トラブルに巻き込まれることなく戦えば、勝負のチャンスがあると期待していたのですが、そうしたレースにはなりませんでしたね。次戦グランプリ・オブ・インディアナポリスでは、勢いをつかむ好成績を挙げたいです」
佐藤琢磨 (16位)
「厳しいレースでした。レース序盤はライバル勢のペースについていくのが難しく、2回目のピットストップの直後に、また苦しい状態に陥りました。ピットを出てから2周目で、マシンが突然まったく曲がらなくなりました。ターン3でレーシングラインの外に向かい、コースの汚れた部分に出てからは、もう二度とラインに戻ってくることはできず、壁にぶつかりました。本当に残念な結果です。来週のゲートウェイ・モータースポーツ・パークでのテストが実りあるものになることを期待します」
カテゴリー: F1 / インディカー / ホンダF1
Chip Ganassi Racingのスコット・ディクソンは、5位でのゴールを果たし、開幕戦から4戦連続のトップ5フィニッシュを達成。予選6番手だったチームメートのトニー・カナーンも、第3戦のHondaグランプリ・オブ・アラバマに続き、2レース連続でのトップ10入りとなる6位でフィニッシュした。
アメリカ西南部の砂漠地帯にあるフェニックスは、5月になろうという今でも、日中の気温が摂氏30℃に達している。しかし、昼と夜の寒暖差が大きい気候のため、今日のナイトレースは、夕方6時半のスタート時は27℃、ゴール時は25℃と、風が吹き続けていたことも手伝って、涼しい中で行われた。インディカーファンは、夕涼みとハイスピードレースの両方を楽しもうと、全長1.022マイルのコースに集まり、オープンホイールマシンによるスリルに満ちた接近戦を堪能した。
今年の予選は、形式こそ2周連続のアタックで例年と変わりませんでしたが、金曜日の夜8時から、照明のもとで行われた。強い風が吹き続ける難しいコンディションでのタイムトライアルで、カナーンは38秒2178、平均時速192.539マイルを記録して、6番手につけた。ディクソンは38秒3151、平均時速192.050マイルで8番手だった。
4列目外側グリッドからスタートしたディクソンは、250周の決勝レースの序盤戦を7番手につけて戦い、2回目のピットストップを終えたあとの135周目に6番手にポジションアップ。ゴールを前にさらに1つ順位を上げて、5位でゴールした。カナーンは6位、ディクソン、カナーンとチームメートのチャーリー・キンボールは、予選14番手からの8位フィニッシュを果たした。
佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポーツ)は、予選でのマシンセッティングがコンディションにマッチしておらず、後方18番グリッドを獲得するにとどまった。決勝ではローダウンフォースのセッティングを施したマシンを用意し、気温や路面温度が低くなるレース後半でスピードアップすることを狙ったが、粘り強い走りを続けてトップ10のポジションを確保できそうになっていた136周目、ターン4で突然マシンが曲がらなくなり、コース外側の壁にヒット。結果は16位となった。
2017年シーズンは早くも序盤の4戦を終え、いよいよインディ500の行われる5月を迎える。次戦、シリーズ第5戦はインディ500の前哨戦として、インディアナポリス・モーター・スピードウェイのオーバルコースとインフィールドを使ったロードコースで競われる、グランプリ・オブ・インディアナポリス。
スコット・ディクソン (5位)
「私たち9号車にとっても、Hondaチーム全員にとっても厳しいレースとなりました。フェニックスのコースでは、ライバル勢に大きなアドバンテージがありました。トラブルに巻き込まれることなく戦えば、勝負のチャンスがあると期待していたのですが、そうしたレースにはなりませんでしたね。次戦グランプリ・オブ・インディアナポリスでは、勢いをつかむ好成績を挙げたいです」
佐藤琢磨 (16位)
「厳しいレースでした。レース序盤はライバル勢のペースについていくのが難しく、2回目のピットストップの直後に、また苦しい状態に陥りました。ピットを出てから2周目で、マシンが突然まったく曲がらなくなりました。ターン3でレーシングラインの外に向かい、コースの汚れた部分に出てからは、もう二度とラインに戻ってくることはできず、壁にぶつかりました。本当に残念な結果です。来週のゲートウェイ・モータースポーツ・パークでのテストが実りあるものになることを期待します」
2017 Desert Diamond West Valley Grand Prix Fast Forward
カテゴリー: F1 / インディカー / ホンダF1